住宅ローンを組んだときは、夫婦ともに正社員。
「2人で払えば問題ない」
そう考えて購入したマイホームでした。
しかし人生は計画通りにはいきません。
病気、出産、介護、転職——
どちらか一方が働けなくなった瞬間、住宅ローン計画は大きく崩れることがあります。
今回は実際に、
共働き前提で購入した住宅が危機を迎えたご家庭の事例をご紹介します。
| 家族構成 | 30代夫婦+子ども1人 |
| 職業 | 会社員/妻:会社員(休職) |
| 物件種別 | 分譲戸建住宅 |
| 地域 | 東京都 |
| 主な課題 | 妻の体調不良による休職・世帯収入減少 |
| 分類カテゴリ | 共働き崩壊型/収入減少 |
Q. ご相談のきっかけは何でしたか?
A.住宅を購入したのは結婚して3年目でした。
当時は夫婦とも正社員で、収入も安定していました。
住宅ローンの審査も問題なく通り、
「これなら無理なく返済できる」と思っていました。
ところが購入から4年後、妻が体調を崩して休職することになりました。
最初は数ヶ月で復帰できると思っていたのですが、
状況は思ったより長引いてしまいました。
Q. 生活はどのように変化しましたか?
A. 一番大きかったのは、
「毎月の余裕が完全になくなった」ことです。
住宅ローンを組んだときは夫婦の収入を前提にしていたので、
片方の収入がなくなると、一気にバランスが崩れました。
貯金を取り崩しながら生活していましたが、
通帳を見るたびに残高が減っていくのが本当に怖かったです。
Q. ご家族の反応はいかがでしたか?
A. お互いに気を遣っていました。
妻は「私のせいで迷惑をかけている」と言うし、
私は「そんなこと気にしなくていい」
と言いながらも、
将来への不安でいっぱいでした。
夫婦でお金の話をするたびに重い空気になるのが辛かったです。
Q. 相談するきっかけは何だったのでしょうか?
A.住宅ローンの引き落とし口座を見たときです。
「あと数ヶ月で厳しくなる」と現実的に分かったんです。
そのとき初めて、「気合いでは解決しない」
と思いました。
Q. 解決までの流れを教えてください。
A.まず現在の収支を整理しました。
そのうえで、
- 今後の見通し
- 貯蓄残高
- 返済可能額
を確認してもらいました。
結果的には金融機関との調整を行い、
返済条件を見直すことで生活を維持できる形になりました。
Q. 解決までの期間はどのくらいでしたか?
A.初回相談から約2か月でした。
もっと早く相談していれば、精神的な負担も少なかったと思います。
Q. 現在の生活はいかがですか?
A.以前よりかなり落ち着いています。
妻も少しずつ回復しており、何より「どうなるか分からない不安」がなくなりました。
Q. 同じ悩みを抱える方へ一言お願いします。
A.共働きの住宅ローンは、
どちらか一方が働けなくなるだけで状況が大きく変わります。
だからこそ、「まだ大丈夫」と思っている段階で一度整理してみてほしいです。
■ 担当者コメント
今回のケースのポイントは、
「住宅ローンの問題ではなく、ライフイベントの変化が原因だった」という点です。
住宅購入時には問題がなかったご家庭でも、
出産、病気、介護、転職などによって世帯収入の前提が変わることは珍しくありません。
特に共働き前提で住宅ローンを組んでいる場合、
片方の収入が止まるだけで家計のバランスは大きく崩れます。
今回も、早い段階で現状を整理し、
返済条件の調整を行ったことで、住まいを維持しながら生活再建を進めることができました。
住宅ローン問題は、「収入が減ってから考える」のではなく、
減る可能性が見えた段階で動くことが非常に重要です。
