もっと早く相談すればよかった… 競売になってしまったケース

「まだ何とかなると思っていました」

相談室で何度も耳にする言葉です。

住宅ローンの問題は、ある日突然深刻化するわけではありません。

少しずつ状況が悪化し、気づいたときには選択肢がほとんど残っていない。

そんなケースは少なくありません。

Aさん(50代会社員)のケース

Aさんは奥様と高校生のお子様2人の4人家族。

郊外に購入した一戸建てに、

15年以上住んでいました。

数年前から会社の業績が悪化。

残業が減り、収入も徐々に減少していました。

最初は、貯金を切り崩して対応していました。

「来月は大丈夫」

「ボーナスが出れば何とかなる」

そう考えながら生活を続けていました。

最初の延滞

ある月、住宅ローンの引き落としができませんでした。

金融機関から連絡がありましたが、翌月にまとめて支払い。

この時点では、まだ十分に立て直せる状態でした。

しかし、その後も家計は改善しませんでした。

届き始めた督促状

数ヶ月後、金融機関から封筒が届くようになります。

最初は机の引き出しへ。

そのうち、

開封もしなくなりました。

「見るのが怖かった」

後にAさんはそう話していました。

家族にも言えなかった

住宅ローンの問題は、誰にも相談できませんでした。

奥様にも、

親族にも、

友人にも。

「自分が何とかしなければ」

という思いが強かったのです。

しかし、状況は改善しません。

競売開始決定通知

ある日、裁判所から書類が届きました。

競売開始決定通知でした。

そこで初めて、Aさんは相談に来られました。

その時には…

すぐに状況を確認しました。

本来であれば、任意売却が可能だったかもしれません。

しかし、手続きはかなり進行していました。

買受可能価額も決まり、入札日も近づいていました。

結果として、十分な売却活動ができず、

競売へ進むことになりました。

Aさんの言葉

相談の帰り際、

Aさんはこう言いました。

「半年前に来ていれば違いましたか?」

答えは、おそらく「はい」でした。

半年前なら、

選択肢はもっとありました。

任意売却。

リースバック。

住み替え計画。

様々な可能性がありました。

本当に怖いのは延滞ではない

実は、住宅ローンの延滞そのものよりも、

「何もしないこと」の方が危険です。

時間が経過するほど、

選択肢は減っていきます。

この事例から学べること

住宅ローン問題は、

早い相談ほど有利です。

  • 延滞前
  • 延滞1ヶ月
  • 督促状が届いた段階

このタイミングなら、

まだ多くの選択肢があります。

まとめ

Aさんが失ったのは、

家だけではありません。

「選べる時間」でした。

住宅ローン問題は、放置するほど解決が難しくなります。

もし今、少しでも不安があるなら、

それは相談する十分な理由です。

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  • 督促状が届いた
  • 家族に言えず悩んでいる
  • 競売を避けたい

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