「そのうち何とかなると思っていました」
住宅ローン相談の現場で、
何度も聞いてきた言葉です。
実際には、
何もしないまま状況が良くなるケースはほとんどありません。
むしろ、
放置したことで問題が大きくなり、
解決が難しくなるケースの方が圧倒的に多いのです。
Bさん(40代・会社員)のケース
Bさんは奥様と中学生のお子様2人の4人家族。
10年前に購入したマイホームで、
家族仲良く暮らしていました。
ところが、
勤務先の業績悪化により収入が減少。
さらに、教育費や生活費も増加し、徐々に家計が苦しくなっていきました。
最初のサインクレジットカードの支払いが増え始めました。
住宅ローンは何とか払っていましたが、毎月ギリギリの状態。
貯金も少しずつ減っていきました。
この時点で相談していれば、
十分に対応できた可能性があります。
しかし、Bさんはこう考えていました。
「まだ払えている」
そして、相談しませんでした。
延滞の始まり
ある月、ついに住宅ローンの引き落としができなくなります。
金融機関から連絡がありました。
しかし、
「来月まとめて払えばいい」
と考えていました。
ところが、翌月も状況は改善しません。
封筒が増えていく金融機関からの郵便物。
保証会社からの通知。
督促状。
最初は開封していました。
しかし、
次第に怖くなり、
封を開けなくなりました。
相談しなかった理由
後から聞くと、理由は意外なものでした。
「怒られると思った」
「家を売れと言われると思った」
「相談しても解決しないと思った」
実際には、どれも違います。
相談は、解決策を探すためにあります。
半年後
住宅ローンの滞納は続きました。
カードローンも増加。
生活費も借入で補う状態に。
気付けば、住宅ローンだけの問題ではなくなっていました。
そして代位弁済
保証会社から通知が届きます。
住宅ローンは金融機関から保証会社へ移りました。
ここで初めて、「本当にまずい」と感じたそうです。
それでも放置
しかし、
何をすればいいか分からず、
再び時間が過ぎました。
この期間が最ももったいない時間でした。
相談に来た時
初めて来所された時には、競売開始決定通知が届いていました。
状況確認を行うと、
本来なら任意売却できる可能性がありました。
しかし、時間が足りません。
十分な販売活動もできず、
結果的に競売へ進むことになりました。
ご主人の言葉
競売後、ご主人は静かに話してくれました。
「督促状が来た時に相談すれば良かった。」
「家を失ったことより、自分の判断を後悔しています。」
その言葉がとても印象に残っています。
放置で失うもの住宅ローン問題を放置すると、家だけではありません。
失われるのは、
- 選択肢
- 時間
- 精神的な余裕
- 家族との話し合いの機会
逆に早期相談なら相談が早ければ、
- 返済条件の見直し
- 任意売却
- リースバック
- 住み替え
- 債務整理
様々な選択肢が検討できます。
この事例から学べること
住宅ローン問題は、放置するほど解決が難しくなります。
しかし、
相談したからといって、必ず家を売る必要はありません。
まずは現状を整理し、
何ができるのかを知ることが大切です。
まとめ
Bさんが後悔していたのは、住宅ローンを払えなくなったことではありません。
「相談しなかったこと」でした。
住宅ローン問題は、
一人で抱え込むほど苦しくなります。
もし今、
少しでも不安があるなら、
その段階で相談することをおすすめします。
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- どうしていいか分からない
そんな方はお気軽にご相談ください。
